転職活動中に整理しておくこと

「なぜ「転職」したいと考えたのか?」

 

一見なんでもない単純な質問ですが、転職活動開始から活動期間中とても大事なキーワードです。
人によっては、転職を考え始めたきっかけとしては「会社内の人間関係が耐えられない」「職場にいる上司や同僚の仕事態度が気になる」「会社に元気がないように感じる」「会社の経営方針や中長期計画を見ても将来性を感じない」「自分なりに成し遂げた仕事を適正に評価してくれない」など、ネガティブな気持ちかも知れません。
ネガティブな状態では、今の職場からの逃避が主体となり、表現を変えると、可能性に満ちた未来が開けているにも関わらず、現状から逃げたい気持ちを優先するあまりに、自分のやりたいこと、自分のスキルの成長という目標を見失った状態で次の選択をしてしまう可能性があるのではないでしょうか。転職は、その場を逃げ出す、楽になることではなくて、自分自身のキャリアアップであり、大変ポジティブな行動でもあります。目の前まで近づいてきた、将来の芽、チャンスを自らが逃してしまわないようにしてください。
気持ちの持ち方1つが、あとで振り返ったときに、思い切って決断した転職が成功したか失敗したかの大きな分岐点となりえます。転職活動には、ポジティブな視点から、夢、目的を整理することがとても重要です。

 

「ポジティブであれ。」言葉で言うのは簡単ですが、どのようにしてモチベーションを上げていくことができるでしょうか。
下記は一例ですが、普段の雑踏から離れ、海などの自然に囲まれた環境で、リラクゼーション系の音楽を聴きながら物思いに耽ってみるのも良いと思います。

 

・なぜ今の会社に就職したかを思い出す。
期待感と不安感の両方をもって就職したはずです。その時は何がしたいと思って入社したのか思い出してみましょう。経験を積んだみなさんは、当時とは異なるかもしれません。でも、何かしら夢や思いがあったと思います。

 

・将来の自分はどうなっていたいかを考える。
前述のように現在の会社に入社当時の夢を追っていくかも知れませんし、今までの経験を踏まえて、さらなる夢が見えたかもしれません。その夢を実現した際には、自分はどのような社会での役割、満足感があるでしょうか。以前よりもさらに現実的な夢を描くことができるはずです。

 

・仕事を楽しむにはどうするか考える。
転職するしないにかかわらず、また、どのような厭だなと思うことも自分の「知識」「経験」として蓄積できるはずです。また、楽しく仕事をしている姿は、周りにも伝染して明るい環境を作り出します。

 

・自分の持ち味や得意なことはなんだろうと考える。
何かしら周りからも褒められる、敬われることがあるはずです。自分では、当たり前と思っていることも、他の人には簡単ではないかも知れません。

 
 
いかがでしょうか?転職をポジティブな目的に変えることができたでしょうか?
この考え方の整理は、自分がもっている強みをさらに具体化することもできます。それは、転職の際に必要な履歴書や職務経歴書の作成においてアピールするポイントとなっていきます。面接においても訴えかける重要な要素となっていきます。
責任感、持続力、コミュニケーション、言語、集中力、実績、資格、趣味。みなさん何かしら複数の強みがあるはずです。自分なりに分析することでも十分ではありますが、周りの家族、友人に聞いてみてはいかがでしょうか。「ジョハリの窓」をご存じかと思いますが、他人には見えるが、自分には見えない「自分」があります。自分には気づいていない強みを発見することができるかもしれません。
自分にこのような強みがある。だから、御社にとっては貴重な存在になるはずですということが、一番面接官へのアピールとなることを忘れずにいてください。
 
少し応用編となりますが、強みを分析と合わせて、自分の弱みは何だろうと掘り下げることもお勧めします。弱みと書いてしまうとネガティブな気持ちになりますし、なかなか自分の弱点を見つめるのは苦手意識を持たれている方が多いと思います。前向きに「改善点」と言い換えましょう。
改善点とは、自分自身のさらなる「のびしろ」です。
まだまだみなさんは成長するのです。
結果として、転職をせずに自社に残るという選択をした場合にも、この自己分析を行うことで思考回路がポジティブになっていきますから、仕事環境や人間関係がさらに良い方向に進むのではないかと思います。

 

転職によって働く環境を変える場合には、ご自身だけではなく家族への影響がある方もいると思います。家族のサポートがなければ転職ができません。転職活動をしていること、また、どのような会社で働きたいか、場合によっては夢をかなえるためには一時的に年収等給与待遇面への影響があるかといった状況をきちんとご家族に伝えておきましょう。