圧迫面接 ― その意図と対処方 ―

「圧迫面接」字面だけでも緊張してしまう、最近、よく耳にする言葉です。
聞くく機会が増えたけれど、実際の「圧迫面接」はどのようなものなのでしょうか。

1. 圧迫面接 その意図とは?

本来の趣旨とは全然関係のない、不快な質問、発言などをされる面接を「圧迫面接」と呼びます。相手にとって不快である事が明白な言葉をなせ企業は、発信するのでしょう?
そこには明快な意図があります。それは「ストレス耐性の確認」です。
仕事に対する考え方や、雇用制度の変化などもあり、離職率やニート現象など、社会の仕事事情は昔に比べ大きく変わりました。そんな中、企業は「採用した人が、すぐに退職してしまう可能性の高さ」を見極めるために圧迫面接を実施しているのです。
とてつもなく優秀でも、ストレス耐性がなく、すぐに辞めてしまったり、無気力になってしまったりでは困りますし、企業にとって人事選考は、ある意味「命運」をかける事でもあります。
ですから、面接官は求職者のストレス耐性を認知するためにあえて、高圧的・圧迫的振る舞いをするのです。このような対応をするのは、決して求職者個人が悪いとかではなく、単にそういう形式の面接だからです。

2. 圧迫面接に負けない方法

圧迫面接は「ストレスフル状態の求職者の対応のしかた」を見る面接形式ですから、これを踏まえた対応を行えば問題はありません。
最近の圧迫面接について調べてみると、
1. 厳しい言葉による面接
2. 距離感など物理的圧迫を与える面接
3. 「なぜ?」「どうして?」としつこく質問するコンピテンシー面接

1は「すぐに辞める様な人材を採用しない」2は「環境にのまれない冷静さを見極める」3は「閉口するような状況での行動力をはかる」というもので、最近の主流は3になっているようです。
企業としては、回答に対し何度も単純な疑問をぶつける事で、実際に仕事を始めると発生するアクシデントなど「不測の事態」への柔軟な対応が、可能かどうかを確かめるひとつの方法として実施しているのです。

圧迫面接の意図を理解し、傾向を読み解くと対処法がわかります。
「表層的でなく、応募する企業について出来る限り詳細に調べる」
「プレッシャーをかけられるのは、個人攻撃をされている訳ではない事を忘れない」
「どのような状況でも、誠実な対応をする」
「会話の瞬発力をアップする」「空虚な回答をしない」など、就職活動において、必ずやっておくべき事と日々のコミュニケーション力の応用で十分に対処できます。

ハラスメントと表現されても仕方のない圧迫面接も確かにありますが、アッと言う間にネットで悪評が広がる現代では、そういった本来の意図を見失ったような圧迫面接は減っています。また、求職者をより深く知ろうとして発せられる質問を「なぜなぜパターンの圧迫面接」と決めつけてしまう風潮が増加している事も事実です。
企業の圧迫面接に対するモラルと求職者のインテリジェンスが今後の面接現場では一層求められるといえるでしょう。